記事作成日 2015年11月23日
最終更新日 2021年08月06日
横須賀膝痛ケアスタジオの岡田です。
膝の痛みや違和感の原因の一つに半月板損傷があります。
スポーツ時に受傷するケースが多いのですが、損傷までいっていない段階でも半月板の位置のずれにより、ひざが曲がりにくい、伸ばすと痛いなどの症状が起こるケースも多くあります。
この記事では、半月板の位置の異常が膝の曲げ伸ばしの原因となっていると仮定して、セルフケアの方法を解説します。
半月板に関して、合わせて読んでいただきたいページ
半月板の構造
半月板とは、膝関節内の適合をよくするために楔のように
大腿骨と脛骨の間に存在する組織です。
半月板の成分はコラーゲン約20%、
ヒアルロン酸・グルコサミン・コンドロイチン約3%づつと
残り、70%以上は水分でできています。
半月板は繊維性の軟骨で、よく話題にあがる膝関節の軟骨は硝子軟骨といってすこし組成がことなりますが、どちらも水分を多く含み、その弾力性で関節を支えている組織になります。
下のイラストのC型で示したものが半月板です。
内側と外側にそれぞれ一つづつあります。
半月板は膝の曲げ伸ばしをしたときに、すこし動くようにできています。
膝を伸ばしたときには、半月板は前方に移動します。
ひざを曲げたときは、半月板は後方に移動します。
この動きは、半月板につながりをもつ周辺の組織に影響をうけて
正常から逸脱する場合もあります。
そのようなことが原因で、膝が曲げにくい症状や、逆に膝をピンと伸ばしきると痛みでできないなどの症状が生じます。
半月板についてもう少し詳しい情報はこちらをご覧ください→半月板の機能と動き
半月板と筋肉のつながり
半月板はハムストリングス(太ももの裏側の筋肉)のひとつ
「半膜様筋」や「>膝窩筋」(膝の裏側の深層筋)とつながりがあります。
半月板は膝を曲げるときにこれらの筋肉により後方に
引かれることでスムーズな関節動作になります。
もし、これらの半月板につながる筋肉が>異常に緊張していれば、半月板は後方にズレた状態で固定されて関節運動に支障をきたす可能性があります。
半月板のずれをなおす方法
上記した筋肉群のストレッチやセルフマッサージで半月板の動きを回復することができます。
半膜様筋のストレッチ
仰向けで寝た状態で、伸ばす側の足にタオルとかけます。
つま先を内側にむけることで、脚全体を内旋しましょう。
そのまま、脚を持ち上げていきます。
膝は若干曲がっていても良いです。
伸び感を感じたら2~3分間保持しましょう。
呼吸は自然にしてください。
膝窩筋のリリース
膝窩筋は膝の裏側に位置していて、
ふくらはぎの筋肉とつながりがあります。
膝の裏にテニスボールを挟み、
写真のように膝を抱えることでふくらはぎの筋肉をゆるめることができます。
このようにすると、間接的に膝窩筋をリリースすることができます。
イタ気持ちいいぐらいで2分間ぐらい保持しましょう。
半月板に障害があるというと手術などでないと対応できないようなイメージがありますが、スポーツ時に捻って起こった外傷により>内部で剥離していたりする場合でなければセルフケアで痛みを軽減することは可能です。
膝に違和感や痛みがある方は試してみてくださいね。
操体法
サイト管理人の整体院では、膝の違和感の改善にこんな方法で対応しています。
「もみほぐしでは治らない」と感じている方におススメです!!
未知の世界をご体験しただけます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでも膝の曲げ伸ばしの違和感にお困りなら
今回、ご紹介した方法で軽度の膝の違和感でしたら、実施した直後は膝の曲げ伸ばしが少し楽になると思います。
また、「膝をピンッと伸ばした時に膝の前側が痛む原因は?半月板?」のページでも別のセルフケアを紹介していますので、ご参考にしてください。
それでも、膝の曲げ伸ばしの違和感や痛みが解消されないようでしたら、ぜひ一度ご来院して、膝痛専門整体院の施術を受けていただきたいと思います。
お気軽にご相談ください。
ご連絡お待ちしております!!
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