立つときの膝痛、長時間座った後に膝が痛くて伸びない原因 神奈川県・膝痛専門整体院 横須賀ひざ痛ケアスタジオ

階段のぼり× 膝のお皿の下の痛み

記事作成日 2016年08月20日

最終更新日 2021年05月30日

横須賀膝痛ケアスタジオの岡田です。

普段、膝の痛みのない健常者でも、長時間座った後、立つときに膝の痛みや違和感が出る場合があります。

それは、太ももの筋肉の余分な緊張が原因の一つなのです。

イスの高さを高くしたりして骨盤前傾姿勢を自然に作れるようにしたり、無意識に太ももの前の筋肉が緊張しているようでしたら、その身体の使い方を改善することが大切です。

そして、本質的なことを言いますと、じっとしていると硬くなるのは、当たり前です。

それは人間の身体は動いていないと循環が悪くなるような仕組みになっているからです。

ですから、長時間の座り作業でも時々、立って歩き回って休憩することが膝のこわばりを最小限にする最良の方法であると考えます。

この記事では、イスの高さや姿勢の作り方、そして簡単なストレッチの方法について解説します。

立つときの膝痛、長時間座った後に膝が痛くて伸びない原因を解決する3つの方法

  • 座り姿勢の改善。
  • イスの高さを調節する。
  • 太もも前の筋肉の緊張癖を直す。

座り姿勢の改善

座り方による影響

イスの高さは、姿勢に影響を与えます。座り姿勢の良し悪しが、腰痛や肩こりの原因になることは、イメージしやすいと思います。実は、膝の痛みに関してもイスの高さが関係することがあるのです。

正確には、イスの高さというより、座っているときの筋肉の使い方が問題になります。

骨盤前傾

腰を伸ばして、両方の坐骨に適切に体重がのるように座ると、骨盤が前傾して、自然と骨盤が立ちますので余分な力を入れなくても良い姿勢を保つことができます。
イス良い姿勢
この姿勢では、腰椎を立てる作用をもつ大腰筋などの作用により、背骨が適切な前弯を形成できていますし、太ももの前の筋肉は、ほとんど収縮しなくても姿勢を保てています。

参考:大腰筋に関する記事

「慢性的な腰の痛みはマッサージでは治りません」筋膜リリース・腰痛の原因

骨盤後傾

一方、腰を丸めたままいすに腰掛けると骨盤は後傾して腰が丸まります。骨盤の後傾により上体が後ろに倒れるのを止めるために太ももの前の大腿直筋や大腿筋膜張筋などの筋肉が働くことになります。
丸腰イス
大腿直筋は、膝を伸ばす作用を持つ筋肉でオスグット病などの膝の痛みと関連が深い筋肉です。大腿筋膜張筋は、腸脛靭帯と連結していますので、膝の痛みの中でも腸脛靭帯炎などと関連がある筋肉です。

参考:腸脛靭帯炎とオスグット病の記事

膝の外側の痛みは、腸脛靭帯炎(ランナーズニー)かもしれません。
「オスグット病の発症と筋バランス・スポーツ動作の関係」前蹴り・ジャンプ動作

膝のこわばり改善策

イスの高さを調整する

イスの高さが低いとどうしても、腰が丸まった座り方になってしまうので、座った時に膝が股関節よりもすこし下になるぐらいの高さのイスがよいです。
そして、そのイスに浅めに腰かけるようにすると自然に骨盤前傾姿勢になります。坐骨の前のあたりが座面に当たっている状態にすることが大切です。

太ももの前の筋肉緊張癖を直す

気づきによる座り姿勢の緊張パターンの改善

骨盤前傾姿勢を作っても、太ももの前を触ると筋肉が硬くなっていることもあります。

これは、その他の要因により大腿直筋や大腿筋膜張筋がすでに緊張状態にある場合がありますし、太ももの前の筋肉を緊張させて座り姿勢を維持するという無意識的なカラダの使い方の習慣がある場合があります。

習慣的なものは、その癖に気がつくことで身体の使い方を改善することができます。

座った状態で太ももに触れて緊張していたら、それが緩むように座り方を変えたり、太ももの筋肉を手で軽く揺らして、柔らかく揺れるか確認し、ももに力が入っていることを自覚し、脱力を意識すること。

上体の姿勢を調整したりするボディワークを行うことで、無意識の緊張はなくなっていきます。
ひまわり畑とイス

それでも、硬い場合は太もも前の筋肉をストレッチするのも良いです。

太もも前の筋肉のストレッチ

足首を持ち、可能な範囲で膝の曲げましょう。

両膝が離れないように、揃えて30秒~1分間を休みながら繰り返し行います。

膝痛で膝が曲げられない場合は、ふくらはぎの筋肉など別の関連部位のストレッチが有効です。

ふくらはぎのストレッチは、以下のぺージで紹介しています。

関連記事-膝痛1「お皿の下の痛み」

まとめ

膝の痛みのない健常者でも、長時間座った後、立つときの膝の痛みや違和感は、太ももの筋肉の余分な緊張が原因となる場合があります。

イスの高さを高くしたりして骨盤前傾姿勢を自然に作れるようにすることと、無意識に太ももの前の筋肉が緊張しているようでしたら、その身体の使い方を改善することが大切です。

ここまでで、イスの高さや姿勢の作り方について解説してきましたが、本質的なことを言いますと、じっとしていると硬くなるのは、当たり前です。

それは人間の身体は動いていないと循環が悪くなるような仕組みになっているからです。

ですから、長時間の座り作業でも時々、立って歩き回って休憩することが膝のこわばりを最小限にする最良の方法であると考えます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでも膝の痛みにお困りなら

今回、ご紹介した座り方の改善や、太ももの力み癖を直そうとしてもうまくいかないという方は、まず、整体により身体全体のバランスの不具合を、調整する必要があると思われます。

それから、個別で姿勢・動作の改善のワークを受けていただくことで、違和感や痛みの出にくい身体にバージョンアップさせることができます。

お一人でお悩みでしたら、一度ご来院して、ぜひ膝痛専門整体院の施術を受けていただきたいと思います。

お気軽にご相談ください。

ご連絡お待ちしております!!

    imp

    当サイト管理人の出版物

    Amazon限定発売!!
    自分で治せる「健康引き寄せ」セルフケア体操と心の気づき
    img_0070

    ◆ 管理人の整体院「横須賀整体スタジオ」

    変形性膝関節症などの運動療法を得意とする膝痛専門からスタートした整体院ですが、根本原因を追究していくと頭蓋骨調整やエネルギー系の痛くない独自の整体法に行きつきました。
    アナタはご存知ですか?
    肩こりは足の歪み、膝の痛みは肩甲骨の歪み、腰の痛みは頭蓋骨の歪みという事実を。
    ★ 横須賀整体スタジオ適応症状
    膝の痛み・慢性腰痛・肩こり・首こり・頭痛・顎関節症・四十肩・五十肩・便秘症・足底筋膜炎・坐骨神経痛・脊柱管狭窄症・腱鞘炎・自律神経失調症など
    http://arigata.net/
    横須賀整体スタジオ

     

    お問い合わせ・ご質問はお気軽にどうぞ!!

    スマホでご覧の方はこちらからお電話できます。

    046-807-4059

    施術中は、電話にでることができませんので、

    メールでのご連絡をおススメいたします。

    ホームページを見たとお伝えください。

       
       〒238-0017
       神奈川県横須賀市上町
       4丁目100番石渡ビル1F

      コメント

      1. 華ちゃん より:

        今の私の痛いところが同じなので、大変参考になりました。
        有難うございました。

      2. 華ちゃん より:

        今の私の痛いところが同じなので、大変参考になりました。
        有難うございました。

      タイトルとURLをコピーしました