膝痛11「膝を伸ばし切ったときに前側に出る膝痛」神奈川県・膝痛専門整体院 横須賀ひざ痛ケアスタジオ

冠状靭帯 スポーツ障害

記事作成日 2016年08月09日最終更新日 2021年06月17日

横須賀膝痛ケアスタジオの岡田です。

膝に力を入れて、完全伸展したときに膝の前の関節の溝付近に痛みを感じることがあります。

これは、半月板の前角部に異常なストレスがかかっていることが考えられます。

力を入れて膝を伸ばしきると痛む場合、半月板のずれで関節を囲むようにある冠状靭帯(イラスト赤色)のなどにストレスがかかることが原因と考えられます。

この記事では、膝の前側に痛みが出る場合のセルフケアをご紹介します。

半月板

膝の過伸展テスト

膝をピンッと限界まで伸ばす動きを専門的には、「過伸展」という動きになります。膝関節の整形外科的テストの中に疼痛誘発テストとして、過伸展テストというものがあります。

過伸展テストにより、膝の前側の関節裂隙(関節の溝)に痛みが生じる場合、半月板の前角部の障害が示唆され、逆に膝の後ろ側に痛みや違和感が生じる場合は、背側関節包(靭帯機構)の障害が考えられます。
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半月板のズレとその原因

半月板自体が、明らかに損傷しているときは手術など整形外科的な対処が有効ですが、半月板に損傷がない場合は、位置がズレていることが違和感の原因なので、身体のバランスを調整すると痛みの軽減が得られる可能性があります。

半月板は、周囲の筋腱や靭帯と連結していて、それらの牽引により膝の曲げ伸ばし動作に合わせて連動するようになっています。

膝を伸ばすときには、大腿骨に直接、前に押されるのと、半月膝蓋靭帯(はんげつしつがいじんたい)に引かれて半月板は前方にズレます。

半月板と周囲の組織

逆に膝を曲げるときは、大腿骨に直接、後ろに押されるのと、内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい)、膝窩筋腱(しつかきんけん)、半膜様筋(はんまくようきん)が後方にひくために半月板は後ろに移動します。

半膜様筋はモモ裏の筋肉で、ハムストリングスと呼ばれる筋肉の一つです。ハムストリングスは骨盤の坐骨結節から始まっている筋肉なので、骨盤の歪みにより直接、影響をうける可能性があります。
 
膝窩筋は、膝裏のすこし下あたりにある筋肉でふくらはぎの深層筋と筋膜連鎖があります。ふくらはぎの筋肉はつま先立ちをする動作のときに働く筋肉です。
 
このような解剖学的なつながりから見ると、骨盤の歪みや足首の不調などが、半月板のズレに影響を及ぼす可能性があることが、イメージできると思います。

半月板は膝関節の内と外にそれぞれありますが、膝の曲げ伸ばし運動により僅かにスライドするようになっています。


痛みの原因として、スポーツなどによる外傷・障害のほかに、特に小さな違和感程度であれば、身体の歪みにより、この半月板のズレる範囲が大きく逸脱していることが原因で膝の過伸展で異常を感じている可能性があります。


スポーツによる外傷や障害も突発的なものも含めて、身体の歪みが発生の要因になりえますので、軽度の違和感ぐらいでも、操体法など自分でできる方法で調整していくことが大切です。

膝を伸ばしきると痛むときの操体法


半月板のズレを治す自己整体は、別のページでも紹介していますので、合わせてご覧ください。
こちらをクリックしてください。

「膝を伸ばしきると痛むときの操体法」という見出しをつけましたが操体法は、「膝の痛みのための操体法」、「腰痛のための操体法」、「肩こりのための操体法」…というように症状別にそれぞれやり方が違うという事はありません。

原始感覚の「快」を感じる動作や姿勢を工夫して、やってみると骨盤の歪みなどの全身のバランスが改善されて、膝の痛みや腰痛、肩こりなど気になる症状が軽減されるものです。

原始感覚の「快」とは、簡単にいうと「気持ち良さ」になりますので、基本的に痛い動きの逆の運動をするとうまくいく場合が多いです。

膝を伸ばしきると痛いのですから、逆に曲げる動作に軽い抵抗をかけて、気持ち良さを味わうと骨盤の歪みなどが調整されて、症状の軽減が得られます。

膝を伸ばしきると痛むときの操体法のやり方

仰向けに寝るか、脚を投げ出して座ります。
 
膝関節が0度でもいいし、もう少し曲げて5度ぐらいでもいいのでやってみて、なんとなく気持ち良さがあるか身体の内側に聴きながら床に向かって踵を押し付けるようにして、力を入れてみましょう。
 
この操法は、PNF(固有受容性神経筋促通法)のホールドリラックスという緊張している筋肉を緩めるという手技に似ていますが、気持ち良さを聴き分けるという点で次元が異なります。
 
確かに神経‐筋の反応は起こっています。


具体的にはゴルジ腱器官という腱内に存在するセンサーに筋肉の抑制を促す刺激が入っていますので、膝を曲げる主動筋のハムストリングスの緊張が緩むという反応が起こっています。
 
しかし、操体法でいうところの「快感覚」、原始感覚の気持ち良さを味わうということは、もっと身体全体の反応が起こっている状態なのです。その反応とは、自然治癒力の発動です。
 
普段、私たちは頭で身体も問題を解決しようとしていますが、実は身体に直接、聴けばよいのです。考えるのをやめて、身体の内側に意識を向けていると宇宙とのつながりが良くなるようです。
 
自然治癒力とは、生命といっても良いかもしれません。
 
まあ、ウソか本当かだまされたと思ってやってみてください。


以下の動画で詳しく解説しています。どうぞご覧ください!!

それでも膝をピンッと伸ばしたときの痛みにお困りなら

操体法は、ちょっとしたコツがあり、それを掴むまではイマイチうまくいかないかもしれません。

自分でやってもイマイチうまくできてるかわからない…。

やっぱり、一度みてもらった方が早いとお思いの方はお気軽にご相談ください。

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