ゴルフのスイングや野球のバッティングなどの身体をひねる動作のときに膝に痛みが出る場合があります。
ひねり動作時の膝の痛みの原因についての考察
実は、膝関節は小さく回旋運動ができるようになっていますが、やはり主な動きは屈伸運動ですので、ねじる動作は別の関節が担当しています。
その主要な関節は「股関節」です。
それに加えて、足関節、胸椎と肋骨で構成される胸郭部、そしてその上にある肩甲骨が身体をねじる動作のときに大きく可動します。
これらの関節や部位の可動性が制限されていれば、身体は代償動作でその不足分を補います。
そのしわ寄せが本来、ねじり動作は本業ではない膝関節に来るわけです。
ここで、ひねる動作を担当する部位に「腰」が入っていないことに疑問を持った方もいらっしゃると思います。
「腰をひねる」という言葉があるぐらいなので、身体をひねる動作は腰でやっているのではないの?と思われたと思います。
しかし、一般的に腰と言われる部位を腰椎と考えると、腰椎は関節の構造上ひねる動きはほとんどできないようになっています。
それは、腰椎の関節面はほぼ垂直になっているからです。
ほぼ垂直になった腰椎の関節一つの回旋可動域は1°ですから、全部で5個ある腰椎をすべて合わせても片側に5°しか捻ることができない構造になっています。
このことから「腰をひねる」ということは本当には、ほとんどできないということが分かると思います。

それに対して、胸椎の関節面はやや斜めに角度がついていますので、回旋動作が可能な構造となっています。
イラストのTh12とは胸椎12番のことで、この椎骨から関節面の角度かわります。
つまり、背骨をひねる動作は、この胸椎12番から上で起こっているのです。
胸椎には肋骨が連結し、肋骨は身体の前面で胸骨につながります。
そのため、胸郭は骨で構成される籠のような形をなしています。
胸郭は骨の構造で安定性に優れていますので、中にある肺や心臓を適切に保護することができます。
しかし、構造的な安定性の代償として、胸郭は動きが硬くなりやすい傾向があります。
硬くなり易い股関節
実は、股関節も骨で安定した構造になっています。
股関節は、大腿骨と寛骨で構成されていて、大腿骨頭のボールが寛骨臼にすっぽりハマった構造になっています。

構造的な安定性が確保されているということは、胸郭と同じように硬くなりやすい可能性もあるということになります。
股関節の回旋の可動性が低下したら、その代わりに、ねじられる部位は、その上位の関節か下位の関節にになります。
その部位とは、膝関節と、腰椎です。
この二つの関節は前述したとおり、回旋動作は得意ではないのに、動かない股関節の代わりに強制的にひねられるのです。
実は、身体をひねる運動時の膝の痛みや腰の痛みの原因は、股関節や胸郭の可動性の低下が原因のひとつとなっているのです。
股関節と胸郭の可動性の回復方法

胸郭の可動性は深呼吸を加えた胸を開くストレッチで、徐々に開拓できます。
片方に腕をあげて、反対側に体幹部をひねります。
このときに腰ではなく、肋骨部をねじるように意識します。
この状態で深呼吸をすると、あげた腕側の胸郭内の肺に空気が入りやすくなり、肋骨が広がりますので、それを利用して胸郭の柔軟性を改善していきましょう。
股関節の可動性を回復は以下の動画により解説していきます。
それでも膝の痛みにお困りなら
このように痛みがある部位ではないところに原因があることが往々にしてあります。
全身をトータルでみて調整することで、きっとあなたの膝の痛みも楽になると思います。
それでも、もし、まだ膝痛が改善しないようでしたら、ぜひ一度当院の施術を受けてみてください。
膝痛専門整体院の当院は、膝だけを施術する整体院ではありません。
全身の不調を解消して、痛みの改善だけでなく、楽に動ける身体をつくりましょう!!
◆ 管理人の整体院「横須賀整体スタジオ」
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