肩こりが起こりやすい姿勢の状態は同時に膝の痛みを起こしやすい姿勢となります。
「猫背」頭部前方姿勢の問題点
肩こりは猫背姿勢により起こりやすいとされています。
しかし、上背部が丸くなっているのは、自然なことで本当に丸くなっている人もいますが、
ほとんどの軽度の猫背姿勢は頭が前に突き出た姿勢です。
頭は、体重の10%程度の重さがありますから、
身体という積み木構造の前方に頭がズレると
それを支えるために背部の筋肉が
働くことになります。
それにより肩こり首コリが起こるわけです。
頭が前方に突き出ることは、上半身の不調だけ
でなく、腰や膝にもアンバランスの影響を及ぼします。
それは、姿勢を維持するための筋肉の活動パターンのバリエーションが少なくなり特定の筋肉に負荷が集中するからです。
胸のストレッチで膝の痛みが変化する?!
頭部が前方に出ている姿勢のときに短縮している主な筋肉は、大胸筋と小胸筋、後頭下筋群になります。
僧帽筋など肩や首の後ろの筋肉群は短縮ではなくて、引き伸ばされながらも張力を保っている状態になります。
短縮している筋肉をストレッチすることで、バランスの不均衡は一時的にでも改善することができます。
大胸筋のストレッチにより肩こりになりやすい猫背の姿勢が改善されることで、姿勢保持のために活動する筋肉が変化して膝周囲の筋肉の緊張状態が解放されることになります。
そのほかに大胸筋のストレッチにより起こっているカラダの変化に筋膜連鎖の解放も考えられます。
筋膜連鎖による改善
人間の身体のらせん的な筋膜のつながりを考えると
大胸筋~外腹斜筋~対側の内腹斜筋~大腿筋膜張筋~脛骨の外側面という筋膜連鎖がみられます。
日常動作やスポーツ動作のときに、上半身と下半身を対角らせん的に
つなげて使うことで効率の良い運動を行うことができることから、
このような運動連鎖のための筋膜連鎖が存在しているようです。
筋膜連鎖のライン上のどこかが短縮していれば、その張力は
ライン上の筋膜全体に広がります。
これにより本題の肩こりと膝の痛みの関係が説明できます。
つまり、大胸筋の短縮が筋膜連鎖を通じて、
大腿筋膜張筋~脛骨の外側の面へ影響を与えていることが
考えられるということです。
大腿筋膜張筋は、腸脛靭帯とつながり脛骨へとのびます。
腸脛靭帯の張力は脛骨を外旋・外方傾斜させますので、
膝関節の配列に影響を及ぼします。
これにより、膝の痛みや曲げにくいなど膝の違和感が
生じていることが考えられます。
このような例がありますので、
膝の痛みでも膝のみにフォーカスするのではなく、
肩周りの状態もみていくことが大切です。
改善方法は大胸筋のストレッチが
もっとも簡単なセルフケアになります。
ストレッチ前後で膝の曲げのばしの感覚を評価すれば、関連があったかどうか確
認できます。
ぜひ、お試しください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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◆ 横須賀整体スタジオ
変形性膝関節症などの運動療法を得意とする膝痛専門からスタートした整体院ですが、根本原因を追究していくと頭蓋骨調整やエネルギー系の痛くない独自の整体法に行きつきました。
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肩こりは足の歪み、膝の痛みは肩甲骨の歪み、腰の痛みは
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