正座で膝を深くまげると、ズキっとした痛みを感じることがあります。痛みから逃げるように脚を崩さざる負えないような状態です。
スポーツ時に強く踏み込んだときにも起こります。
このときは、強烈な痛みの瞬間にガクッと膝が抜けるような感じを覚えます。
この症状はどんなことが起こっているのでしょうか?
半月板の挟み込みが起こっていると考えるのが
一番妥当だと思いますが、その半月板が
なぜ急におかしくなってしまったのか理由がわかりません。
そこで頭をよぎるのが「老化現象」「軟骨のすり減り」です。
しかし、私は
「それは違います」
とはっきり言えます。
なぜなら、私自身が20歳代後半のときに
この症状を経験したからです。
もし、老化や軟骨のすり減りが原因であるなら
40歳をこえた今のほうが症状が悪化しているはずですが、
今現在、症状はまったくありません。
私がこの症状を感じ始めたのは、サイドランジという踏み込み動作の
トレーニングをしているときでした。
サイドランジは横方向に一歩踏み込んでスクワットのように
屈伸運動を繰り返すエクササイズです。
当時50kgほどのバーベルを担いでこのエクササイズに取り組んでいたところ、左に踏み込んだ瞬間に左膝関節に激痛が走り、膝が抜けるような気持ち悪い感触がしました。
バーベルを落としそうになったので、すぐにエクササイズは中止しましたが、その時以来正座で疼痛がでるようになってしまいました。
このようになってしまったのは、骨盤などのバランスが崩れた状態に気付かずに筋トレを行ってしまったためにアンバランスが強調されて、強い負荷がかかった瞬間に身体の許容範囲を越えて壊れてしまったと考えられます。
骨盤などのバランスの歪みとは、
全身に広がる筋膜ネットワークの歪みの
ことです。
今では、自分なりのいろいろな検査方法や
身体の見方をもっているので、
自分の体の状態が分かりますが当時は
良く分かっていなかったので、
受傷してしまったのです。
この症状は一般的には半月板の障害と考えることが
妥当であると前述しましたが実際に
半月板が挟まっていたのかどうかは正確にはわかりません。
膝の裏側は正常では蛇腹のようにスムーズに結合組織がたたまれる
ことで違和感なく動くようになっています。
筋膜の歪みがその動きを妨げることで
どこかに負荷が集中して痛みが出ていたのかもしれません。
1か月ぐらい正座のときの痛みは続きましたが、
この症状は、あるテーピングで一瞬で消失してしまいました。
それは、私の師匠のキネシオテーピングの講習会で起こりました。
キネシオテーピングとは、加瀬建造D.Cが開発したもので、皮膚に特殊な加工をしてあるテープを貼ることで皮膚、浅筋膜など表層の組織に働きかけてその下の層の筋肉や血管、リンパ管などの働きを活性化させるテーピング法です。
その中の「唐草テープ」という大腿外側の筋膜への作用を
狙ったテーピングを習っていたときに師匠に貼っていただいたら、
その場で正座の疼痛が消失してしまいました。
今、思うとちょっと対症療法的なアプローチではありますが、
消失したというのは驚きでした。
そのころから、しばらくの間、
キネシオテーピングを乱用するようになりました(笑)
そのテーピングの方法の動画を撮りましたのでご覧ください。
表皮や筋肉を伸ばした状態で
テープは引っ張らずに貼るというのが最大のポイントです。
★ キネシオテープの準備
キネシオテープ5cm幅のものを、15cmぐらい使います。
アンカーのところを4~5cm残して二股に切ります。
テープの角を絆創膏みたいに
丸くトリミングするとはがれにくくなります。
テープはアマゾンでも購入できますが、5cm幅の在庫がないようなので、2.5cmで代用(二股に切る手間が省けます)しても良いかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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◆ 管理人の整体院「横須賀整体スタジオ」
変形性膝関節症などの運動療法を得意とする膝痛専門からスタートした整体院ですが、根本原因を追究していくと頭蓋骨調整やエネルギー系の痛くない独自の整体法に行きつきました。
アナタはご存知ですか?
肩こりは足の歪み、膝の痛みは肩甲骨の歪み、腰の痛みは頭蓋骨の歪みという事実を。
★ 横須賀整体スタジオ適応症状
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